各務原高校ラグビー部初のラガーウーマン　本場仕込みで男子とガチ練習

今年で創立５０周年を迎えた各務原高校。昨年度、ラグビー部に女子選手が入部して話題だ＝写真。
　美濃加茂西中出身の細川ケイリニ美咲アコテウさん＝２年＝はトンガ人の父の影響で、小３でラグビーを始め、クラブチームで男子と一緒にプレーし実力を付けた。「男子とガチで練習したい」そんな思いで同校に入学し、ラグビー部に入部したものの「最初は独りぼっち」。だが、試合を重ねるうちに連帯感が生まれ、次第に打ち解けていったという。
「顧問の大藪先生の指導を受けたくてここに来ました。女子は公式戦には出られませんが、練習試合には出してもらっています。自分にはスピードも体力も足りない。思うようなプレーができなくて涙が出るときもあるけど、弱音は吐きたくない。満足したら人生の伸びしろは終わりだから、今の自分に満足はしたくない」
女子のＵ-１８の７人制、１５人制ユース、国体岐阜選抜、東海選抜にも選出された有望株だ。
「ラグビーが楽しい。キズも頑張った証し。夢は日本代表になって世界と戦って、チームに貢献することです」と話す細川選手の挑戦は続く。